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大麻所持で逮捕(起訴猶予)された若ノ鵬と薬物検査で陽性反応が出た二人のロシア人力士露鵬と白露山が相撲協会から解雇された。
若ノ鵬は解雇を不服として提訴し、露鵬と白露山も提訴の方針で準備を行っていると伝えられているが、逮捕された若ノ鵬と、薬物検査で陽性反応が出た露鵬と白露山のケースは別々に考えなければならない。
起訴猶予になったとはいえ、逮捕された若ノ鵬の場合には大麻を所持しており解雇はやむを得ないと考えられるが、露鵬と白露山の場合にははたして解雇は妥当な処分だったのか検討の余地があると考えられる。
なぜなら、薬物検査で陽性反応が出たという事実が“解雇”の根拠となるかに疑問が残るからである。二人の弁護士が語っているように、わが国の法律では「大麻の吸引」自体は犯罪行為ではないという点がひとつ。
薬物検査の結果に対する処罰の規定があらかじめ決められていたのかどうかがもう一つの疑問点だ。ニュース番組に登場するスポーツ関係者がしきりに「薬物検査の結果に対する処分の正当性」を繰り返し語っているが、朝青龍の“わがまま”ぶりが問題になったときは、「大相撲は単なるスポーツではない」といわれていたはずである。相撲部屋では未成年者の飲酒も稀ではなかったという報道もあわせて考えれば、“解雇”という処分があまりにも重いと思える。
通常の職業と異なり、“解雇”=廃業(職業を失う)ということから考えれば、「処分が重すぎる。」という二人のロシア人力士の言い分にも一理ある。